第31号/目次2022・8・8
特集/混迷する時代への視座
立憲民主党再生戦略の考察と提言 党の男女共同代表制の実現と11の衆院比例ブロックに単独優先候補の擁立を
本誌代表編集委員・日本女子大学名誉教授/
住沢 博紀
共感と参画の政治を各地から 地域の自立した活動・繋がりをボトムアップの政治に活かす
立憲民主党参議院議員/辻元 清美
混迷の時代、諸策の原点は人命尊重にあり 世界も日本も、第二次大戦後の出発点を思い起こし、もう一度出直せ
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
不正投票の事実なし、国会襲撃は武装反乱
米下院特別委が調査結果公開、トランプ刑事訴追へ
重圧
国際問題ジャーナリスト/金子 敦郎
迷走する連合は出直し的再生をめざせ 芳野会長は出処進退を明らかに! 政権交代ではじめて実現する政策がある。これが連合の政治方針
労働運動アナリスト/早川 行雄
物価高騰と日本経済の今後を読む 世界インフレ襲来 岸田首相の“新しい資本主義”で乗り切れるのか
グローバル総研所長/小林 良暢
ヘタレの朝日、物言う地方紙 安倍氏殺害事件、国葬、旧統一教会の報道をめぐって
同志社大学教授/小黒 純
コロナ禍とウクライナ戦争下 ドイツの政治と労働組合
ドイツ合同サービス労組チーフエコノミスト/ディール・ヒルシェル
国政版自公民路線の成立を画策する 国民民主党と玉木雄一郎代表のゆくえ
松山大学教授/市川 虎彦
戦後の戦争と平和に関する国際法秩序 ロシアによるウクライナ武力侵攻と人権尊重と平和主義を考える視座について
弁護士/丹羽 雅雄
『現代の理論』論文アーカイブ
安倍晋三首相の歴史観と国家観を問う
「国家が自由と人権を担保する」はずがない
筑波大学名誉教授・本誌代表編集委員/
千本 秀樹
自国第一主義はナショナリズムか?
今は権力亡者達が国家を食いつぶす時代になった
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
論壇
ドイツはプーチンのウクライナ侵略戦争による新時代の混乱を乗り切れるか
在ベルリン/福澤 啓臣
「公共」を奪取する! 高校新科目・公共の毒を薬に変える方法
河合塾講師/川本 和彦
フィンランドはなぜ「世界一」になれるのか 教育・幸福度・ジェンダー平等――岩竹美加子の2著作から
本誌編集委員/池田 祥子
虚栄の祭典を映像で記念碑化
河瀬直美監督の『東京2020オリンピックSIDE:A/
SIDE:B』
関東学院大学客員研究員/神谷 光信
コラム
【ある視角】2022年前半のヨーロッパ 『艱難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を』(ローマの信徒への手紙 5章)
龍谷大学教授/松尾 秀哉
【沖縄発】沖縄で短歌を詠むこと 課題は重く、大きい――強い意志と思索が求められる
歌人/名嘉真 恵美子
【深層】「国権」を握ることは家業なのか? 21世紀の「アジア的専制主義」
本誌編集委員・出版コンサルタント/黒田 貴史
【発信】「神戸学生青年センター」の50年 市民活動の拠点として歴史を刻む
神戸学生青年センター理事長/飛田 雄一
【百葉箱】謀略の果てに 連載を終えて――日本人馬賊王、小日向白朗の生涯から
ジャーナリスト/池田 知隆
【温故知新】“今ちゃん”と下町の労働・社会運動(3) 今ちゃんの組織化と争議―「一株運動」
現代の労働研究会代表・元江戸川区労協事務局長/小畑 精武
連載
【連載/池明観日記】第20回 韓国の現代史とは何か ─終末に向けての政治ノート
池 明観
この一冊
目からうろこの経済学、低成長下の策を解明 『資本主義の方程式―経済停滞と格差拡大の謎を解く』(小野善康著/中公新書/2022.1/902円)
IT専門学校講師/蒲生 猛
大きな物語と小さな物語の〈はざま〉にあるもの 『ものがたり戦後史――「歴史総合」入門講義』富田武著/ちくま新書/2022年2月/1034円) 『抑留を生きる力――シベリア捕虜の内面世界』富田武著/朝日新聞出版/2022年6月/1760円)
本誌編集委員/米田 祐介
編集委員会から
現代の理論編集委員会
編集後記――アベ銃撃で晒された日本の闇、それでもカルト宗教
と癒着のアベの国葬か
編集委員/矢代 俊三