第24号/目次2020・11・14
特集/コロナ下 露呈する菅の強権政治
コロナ後 世界経済と資本主義が大転換 米中新冷戦で菅政権・日本の立ち位置が問われる
法政大学教授/水野 和夫
細部には悪魔も潜んでいる 政治と科学の問題でパンデミックが明らかにしたこと
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
バイデン大接戦制し、米民主主義の危機救う トランプ、支持勢力は維持―「不正選挙」と政権引き渡し拒否
国際問題ジャーナリスト/金子 敦郎
次世代のパワーによる立憲民主の可能性 [連載 第6回] キーパーソンに聞く
立憲民主党衆議院議員・党政調会長/泉 健太
聞き手・本誌代表編集委員/住沢 博紀
労働者の支持するグローバリゼーションと自律の時代に向けて(下) パンデミック×ポピュリスト×政治経済学
同志社大学経済学部教授/小野塚 佳光
ネットゼロへの世界の潮流と日本の課題 「緑の復興」(グリーンリカバリー)から脱炭素社会へ
京都大学名誉教授・地球環境戦略研究機関シニアフェロー/松下 和夫
労働運動は生き残れるか―イギリスにみる 受身の後退の時代は終わり 新たな運動への目覚め
東京大学名誉教授/田端 博邦
言葉だけの「同一労働同一賃金」はいらない 最低賃金を引上げ、非正規にも生活できる賃金を!
東京統一管理職ユニオン執行委員長/大野 隆
新型コロナに苦しむEU議長国ドイツの現況 基本的人権を尊重する西欧社会の没落を早めるのか
在ベルリン/福澤 啓臣
昭和の保守派知識人・村松剛と現在の位相 “民主主義を防衛する”保守系言論人の責務を問う
関東学院大学客員研究員/神谷 光信
近代を問う!排除されて来たケア労働 介護労働者の権利のために(その4)―感染と隣り合わせ、テレワークと無縁、でも未来への光
元 大阪市立大学特任准教授/水野 博達
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論壇
貫流していた“沖縄人の意地のようなもの” 追想・由井晶子さん――受け継いだ比嘉春潮の“精神”とジャーナリストとしての使命
元琉球大学教授/仲程 昌徳
現代の若者は保守化しているのか? 「今時の若者」は「今時の中高年」を映す鏡
河合塾講師/川本 和彦
「家族と結婚」その制度と慣習の根本問題 山田昌弘『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』に思う
本誌編集委員/池田 祥子
四国のコロナ禍 感染と行政対応の実情 県民が県政の行政能力を見極める契機にもなっている
松山大学教授/市川 虎彦
筑波大学長選考と国立大学ガバナンス改革問題 学長選考規則変更と軍事研究問題から考える
筑波大学教員/佐藤 嘉幸
「清潔好き」は感染症蔓延を防ぐか
[君は日本を知っているか—15] ファクターXを
歴史的に考える
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
コラム
【発信】市民の市民による放送局「てにておラジオ」とパブリック・
アクセス
あなたの町でも創ってみませんか?自分たちのラジオ局
岐阜・てにておラジオ/津田 正夫
【沖縄発】焦土作戦の悪夢、再び ミサイル配備・コロナ渦と沖縄、やはり自己決定権へ
沖縄国際大学非常勤講師/渡名喜 守太
【経済先読み】コロナ不況と21春闘 連合は腰を据えてベア要求を決定せよ
グローバル総研所長/小林 良暢
【百葉箱】小日向白朗の謎(第4回) 上海で謀略戦、敗戦で台湾から日本へ
ジャーナリスト/池田 知隆
【温故知新】日本主義労働運動と石川島自彊組合 下町の労働運動史を探訪する(9)
現代の労働研究会代表/小畑 精武
【投稿】“死者に鞭打とう”
小説家/笠井 一成
連載
【連載/池明観日記】第13回 韓国の現代史とは何か ─終末に向けての政治ノート
池 明観
この一冊
沖縄返還―自己決定権への想い熱く 『一条の光――屋良朝苗日記』(上下、琉球新報社、2015年・2860円 2017年・3034円)
出版コンサルタント・本誌編集委員/黒田 貴史
資料
立憲野党の政策に対する市民連合の要望書 ――いのちと人間の尊厳を守る「選択肢」の提示を――
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合