第30号/目次2022・5・3
特集/歴史は逆流するのか
それでも反戦平和への道は探らねばならない
陳腐な、使い古した、常套的な、聞き飽きた理屈と
あまりにも悲惨な現実の狭間で
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
立憲民主党、参議院選挙をいかに戦うか 日本とアジアのデモクラシーの分岐点――危険な敵基地攻撃・核論議、強い野党の存在が戦争を防ぐ
キーパーソンに聞く(第10回)――
辻元清美、有田芳生さん
戦争をしない国、戦争をさせない政治を 歴史の転換点か――しかしウクライナ支援と靖国参拝は両立しない
本誌代表編集委員・日本女子大学名誉教授/
住沢 博紀
ロシア・ウクライナ戦争:どう見るか、私たちに何ができるか
成蹊大学名誉教授/富田 武
「西欧文明」VS「新ユーラシア主義」 敗者プーチンの復讐 ポスト冷戦時代に終止符
国際問題ジャーナリスト/金子 敦郎
ドイツは新しい戦争の時代にどう対応するか 市民の耐え難い無力感、逡巡するショルツ首相
在ベルリン/福澤 啓臣
芳野友子新体制で危機に立つ連合 会長の器ではない、速やかな交代を――連合は労働運動の原点!に立ち返り再生の道を探れ
労働運動アナリスト/早川 行雄
「満額春闘」も吹き飛ぶ「世界インフレ」襲来 連合は「秋闘」を復活させ、生活防衛かけて一時金・諸課題実現を期せ!
グローバル総研所長/小林 良暢
ストーカー規制法違反の典型―道徳教科書 「愛の押しつけ」はやめて!
河合塾講師/川本 和彦
命と共生を育む<ケア>が映える地域再生へ 介護保険制度の抜本的改革・その3――失われた地域住民の自治と協働
元大阪市立大学特任准教授/水野 博達
<復帰考>:復帰50年――県民大会に参加して
沖縄の人々が望んだ「復帰」を実現するために、一人
ひとりができることをやっていこう
「辺野古」県民投票の会元代表/元山 仁士郎
「復帰」50年 沖縄戦後史に立ち返る 生活に入り込む「ソフトな歴史修正」に抗いながら
「新聞うずみ火」記者/栗原 桂子
『現代の理論』論文アーカイブ
論壇
水平社創立の理念共有し、人類最高の完成へ “人の世に熱あれ、人間に光あれ”――人間の尊厳と平等、自由を求め差別と闘う水平社宣言から100年
水平社博物館館長/駒井 忠之
インフレ襲来、貧困・経済格差を放置するな
最低賃金引上げと累進課税の強化で、庶民の
生活を守れ
東京統一管理職ユニオン委員長/大野 隆
「表現の不自由展」東京が無事開催される 慰安婦「少女像」などの展覧会――排外主義的妨害に地元国立市が毅然とした対応
ジャーナリスト/西村 秀樹
「國体の本義」はなぜ手ごわいのか(下) 研究ノート――人々のどんな精神構造に訴えかけようとしていたのか
高等学校元教員/稲浜 昇
現代公教育に風穴を開けるために 『複雑化の教育論』(内田 樹)の問題提起から考える
本誌編集委員/池田 祥子
コラム
【沖縄発】「復帰50年」――招かれた占領 パレスチナから沖縄を考える
宜野湾市・佐喜眞美術館学芸員/上間 かな恵
【ある視角】とどのつまりはホモ・エコノミクス 社会を理解する文法を変えよう
市民セクター政策機構理事/宮崎 徹
【百葉箱】小日向白朗の謎(第10回) 馬賊王、遥かなり――闇が語る歴史の断層・・
ジャーナリスト/池田 知隆
【投稿】博士たちの著作権問題 若手研究者はどうか気をつけて下さい
本誌読者/吉元 蕗子
連載
【連載/池明観日記】第19回 韓国の現代史とは何か ─終末に向けての政治ノート
池 明観
池明観先生追悼の集い
5月14日 午後2時~4時
5月14日 午後2時~4時
ズームでの積極的参加を。集いの要綱とズームの参加
要項とズームへの参加方法は、ここをクリック下さい。
編集委員会から
編集後記――ウクライナ危機に乗じた火事場泥棒的軍拡論に
抗し、非戦平和を考える時
編集委員/矢代 俊三