現代の理論アーカイブ
現代の理論アーカイブについて
編集部
『現代の理論』アーカイブでは、第一次から第三次にいたる雑誌『現代の理論』に掲載された論文のうち、再読すべき主要論文を編集委員会が厳選して紹介いたします。また読者のみなさんのご要望にもお応えします。発信媒体の多様化によって目先の時局論・政局に流されることのない骨太で息の長い理論の発信を目指 してきました。そのような先達の営為をあらためて回顧することによって、「今だからこそ」問われなければならない現代的課題の再発見が可能となることを確信しています。
第二回は第三次『現代の理論』から、仲里効「基地帝国と占領の二重性」(第2号)、比屋根照夫「沖縄の歴史意識が生んだ非戦反戦の思想」(第23号)、後田多敦「沖縄を地域安全保障体制の拠点に」(第23号)、以上三氏の論考を再録します。沖縄の現状そのものが、近・現代日本の内包 し続ける歴史的課題を可視化するものであることを明らかにし、その課題の明確化によって沖縄、そして日本の変革の可能性について言及した三氏の論考は、この度の知事選によって示された沖縄の「民意」を体現するものであったといえるのではないでしょうか。
論文アーカイブ
第三次『現代の理論』第2号(2005年新春)/特集「日本 どこからどこへ Ⅱ」
「基地帝国と占領の二重性」
季刊『EDGE』編集長・仲里 効
第三次『現代の理論』第23号(2010年春)/特集「民主政権・日米中・安保・沖縄」
「沖縄の歴史意識が生んだ非戦反戦の思想」
琉球大学名誉教授・比屋根 照夫
「沖縄を地域安全保障体制の拠点に」
『うるまネシア』編集委員・後田多 敦
論文アーカイブ
- 基地帝国と占領の二重性季刊『EDGE』編集長/中里 効
- 沖縄の歴史意識が生んだ非戦反戦の思想琉球大学名誉教授/比屋根 照夫
- 沖縄を地域安全保障の拠点に『うるまネシア』編集委員/後田多 敦