第16号/目次2018・8・1
特集/労働法制解体に抗して
いかに問題の認知を広げるか 高度プロフェッショナル制度創設をめぐっての課題
法政大学キャリアデザイン学部教授/
上西 充子
高プロ・非雇用が「労働者」を駆逐する! 「働き方改革」の行き着く先
東京統一管理職ユニオン委員長・
本誌編集委員/大野 隆
春闘連敗に終止符を打て 「高プロ」導入企業へ摘発・糾弾・不買運動を
元JAM労組副書記長/早川 行雄
問題未解決、これから本番「働き方改革」 労使協議会の強化と従業員代表制
グローバル産業雇用総合研究所所長/
小林 良暢
日本は国連の「社会権規約」違反
生活保護・年金の引き下げ、教育費負担増と
差別をやめ、国は防衛費増より予算を回せ
青山学院大学法学部教授/申 惠丰
どこへ行く「リベラル民主主義」
トランプの「分断」どこまで、11月中間選挙の
審判は
国際問題ジャーナリスト/金子 敦郎
野党第一党・立憲民主党の理念と課題 [連載 第二回] キーパーソンに聞く
立憲民主党衆議院議員/大河原 雅子
聞き手・本誌/住沢 博紀
欧州社会民主主義の現在と課題
欧州議会ドイツ社民党イェンス・ガイアーさん
との対話
ドイツ社民党議員団議長/イェンス・ガイアー
日本女子大学名誉教授/住沢 博紀
明治維新で文化は豊かになったのか 明治維新と天皇制の150年 —2—
筑波大学名誉教授・本誌代表編集委員/
千本 秀樹
[連載] 君は日本を知っているか ⑪ お国自慢で語られないこと―知られざる古文書の世界
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
論壇
マルクス生誕200年に想う
アソシアシオンの概念をめぐって―マルクスと
プルードンのズレ
神奈川大学教授/的場 昭弘
日本アカデミズムのなかのマルクス経済学 分岐と変貌
摂南大学/八木 紀一郎
「21世紀のマルクス」を求めて
マルクス生誕200年記念国際シンポジウム・
関係7学会合同企画/法政大学で
実行委員会委員長・法政大学教授/河村 哲二
ドイツ「68年世代」の50年をめぐって(上) ベルリンに住み、その同時代的体験から
在ベルリン/福澤 啓臣
「警視庁機動隊の沖縄派遣は違法」住民訴訟 違法な目的、そのための公金支出は認めない
住民訴訟原告団/石川 亜衣
コラム
【時々断想】 戦争と戦後にこだわり続けることの意味 日高六郎さん死去の報に接して
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長/
橘川 俊忠
【沖縄発】 戯曲「人類館」が照射し続けるもの 沖縄とヤマトの近現代史
沖縄タイムス学芸部/内間 健
【経済先読み】 米中の「AI戦争」勃発 21世紀の覇権国家へ戦端開く
グローバル総研所長/小林 良暢
【ある視角】 なぜ愛媛県知事は文書を公開したのか 加計学園関連文書公開をめぐる地元の困惑と不安
松山大学教授/市川 虎彦
【温故知新】 江戸時代に遡る下町労働運動のルーツ 下町の労働運動史を探訪する(1)
現代の労働研究会代表/小畑 精武
【今日この頃】 拡大する架空請求詐欺、新手口の特殊詐欺 被害の顛末記その2
本誌編集委員/池田 祥子
連載
【連載/池明観日記】第5回 韓国の現代史とは何か ─終末に向けての政治ノート
池 明観
投稿
民族小児病―オッサン国防談義が花盛る
小説家/笠井 一成
この一冊
戦後最悪の言論テロ事件、記者人生賭け追及 「記者襲撃」(樋田 毅 岩波書店 2018/2)
ジャーナリスト/山野 泉
地球公共益のために—先人たちの豊かな智見 「グローバル環境ガバナンス事典」(リチャード・E・ソーニア/リチャード・A・メガンツク編 植田和弘/松下和夫監訳 明石書店 19440円 2018/5)
筑波大学ビジネスサイエンス系准教授/礪波 亜希
編集後記 第16号編集後記 ――危険が一杯「働かせ方改悪」―本質見据え対処を
編集委員会/大野 隆 矢代 俊三