第5号/目次2015・7・25
特集/戦後70年が問うもの Ⅱ
アジア地域統合と日本の生きる道 不戦共同体を東アジア地域統合の理念として
国際アジア共同体学会会長/進藤 榮一
分散ネットワーク型の経済・社会へ
戦争への道に対抗するために
慶應大学教授 金子 勝さんに聞く
近日発信戦後70年─安倍政権と対抗勢力としての民主党の再生のために
日本女子大学教授・本誌代表編集委員/住沢 博紀
核廃絶へ、決め手は「核タブー」
「人道主義」が核保有国を包囲
ジャーナリスト/金子 敦郎
沖縄から見た戦後70年を語る 人として尊厳かけた新基地拒否の今
琉球新報編集局次長兼報道本部長/松元 剛
東アジアの新しい秩序と二つの道
沖縄の選択と日本の立ち位置ー琉米和親条約等の意味
神奈川大学外国語学部准教授/後多田 敦
戦後補償法ー「人権の感覚」に基づく解決を 条理にかなう歴史認識が必要
弁護士 今村 嗣夫さんに聞く
今なぜマルクスなのか
西欧的近代主義を超克する思想を内包
神奈川大学教授/的場 昭弘
もはや資本主義経済の自律性は機能しない 異次元緩和と増税からポスト資本主義の入口へ
経済アナリスト/柏木 勉
〔連載〕君は日本を知っているか⑤
ポツダム宣言は何故読まれないか
神奈川大学名誉教授・本誌前編集委員長
/橘川 俊忠
論壇
「大胆な金融政策」からの脱却に向けて アベノミクスの目的・手段・理論・倫理
埼玉大学准教授/結城 剛志
日本の戦後公教育のゆらぎと確立 戦後教育を問う(その2)―文部省の延命のいきさつ
前こども教育宝仙大学学長/池田 祥子
「平和のための犠牲」という虚妄 積極的平和主義と戦没者
筑波大学非常勤講師/今井 勇
<橋下劇場>と若者/新自由主義 「大阪都構想」を巡る住民投票の結果からみえるもの
「橋下現象研究会」所属/水野 博達
戦後労働法制の破壊・解体を許すな 様変わりする労働行政の現在
東京統一管理職ユニオン執行委員長/大野 隆
コラム
【沖縄発】 従兄妹<いとこ>たちの最期の声 戦後70年、「6・23慰霊の日」に
出版舎Mugen代表/上間 常道
【関西発】 「橋下劇場」と大阪の政治風土 中江兆民、宮武外骨、そして橋下流政治を考える
ジャーナリスト/池田 知隆
【深層】 沖縄米軍基地をめぐる注目される報道 マスコミの弱体化のなかで
筑波大学名誉教授/千本 秀樹
【経済先読み】 「合意形成型春闘」に舵を切った15春闘
グローバル産業雇用総合研究所所長/小林 良暢
【歴史断章】 戦後日本共産党史の見直しを
成蹊大学名誉教授/富田 武
連載
【シリーズ/抗う人】⑬ 朝鮮戦争に抗い、朝鮮分断に抗う~金時鐘
ジャーナリスト/西村 秀樹
この一冊
介護保険制度の疲労・崩壊を救うものは "『介護保険と階層化・格差化する高齢者』(水野博達 著 明石書店、2015.4)"
奈良女子大学名誉教授/澤井 勝
ともに社会と歴史を形成する隣人を知る "『在日朝鮮人―歴史と現在』(水野直樹・文京洙著、岩波新書、2015.1)"
本誌編集委員/黒田貴史
現代の理論 論文アーカイブ
巻頭対談 日本文化の多様な構造第三次『現代の理論』第7号(2006年春)
特集「日本文化──その成り立ち」
赤坂 憲雄×沖浦 和光
民に寄り添い差別に抗う~沖浦和光第三次『現代の理論』第30号(2012年春)
特集「日本はどこへ? 希望はどこに」
ジャーナリスト/西村 秀樹
編集部から
現代の理論アーカイブについて
哀悼―沖浦和光さん・・・・・・・編集委員会
編集後記
編集部/今井 勇 米田 祐介 矢代 俊三