編集部から
編集後記
――本号発信の遅延を心からお詫びします
●大変遅ればせながら、『現代の理論』デジタル第2号(夏号)をお届けいたします。今回の第2号発信には、ホームページ作成担当者の変更など、技術的問題が重なり大幅な発信遅延が生じてしまいました。読者の皆さまには、編集部担当者の不慣れにより発信が遅れましたことを、心よりお詫び申し上げます。 一日でも早い発信のために作業を進めてまいりましたが、次号以降も円滑な更新作業を実施していくためには大幅なプログラム変更が必要であることが判明したため、第2号の発信準備作業とプログラム変更作業を並行して進めたため、大幅な発信の遅れとなってしまいました。 今後はこのようなことを繰り返すことのないよう、これまで以上に編集体制を整えてまいりますので、今後とも叱咤激励のほどよろしくお願い申し上げます。(今井)
●今号では発信の遅れがあり皆さまにはご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。ともあれ、なんとかお届けすることができたことを嬉しく思っています。 過日、飲みの席。ある編集委員は言いました。「現代の理論は日本の“良心”や」と。戦後政治の正当性の危機を語る山口さん。「家事ハラ」撤廃の視点から政策を問う竹信さん。資本の論理に対抗する生活の論理を提唱する岩佐さん、等々。どの原稿を読んでも、そこにはまさに時代状況に抗う“良心”の言葉たちがズラリと並んでいる。編みながらも、日々、深く学ばせていただいております。どうぞご指導・ご支援のほど宜しくお願いいたします。(米田)
●理論デジタル2号(夏号)の発信は、当初7月20日頃を想定していましたが上記のような問題が発生し、大幅遅れとなってしまいました。申し訳ありません。特に締切に合わせご無理な執筆を願い、早くに原稿を頂いた筆者の皆様にはお詫びのしようもありません。お許しください。
目を日本政治に転じれば、まさに“日本はどこへ行くのか”です。真正の国家主義者安倍晋三のこれ以上の逆走・暴走を許すことはできない。安倍の言う、戦後レジームからの脱却は、憲法9条の改訂―文字通りの国軍化・戦争のできる国へが核心であり、それは昔、政治学者の柴田高好さんが言った“ブルジョア半国家から完全国家へ”の見果てぬ夢なのである。どうしても許すことはできないが、国会では安倍自民の勝手放題の惨状。しかし先の滋賀知事選は負けることはないと言われた自民候補が敗北。まさに滋賀の民衆の良心が勝ったのだ。集団的自衛権、原発、琵琶湖の環境問題の歴史、武村県政や嘉田県政をつくり出した“草の根民主主義”の蓄積など、まさに民衆の力の勝利―安倍への一撃であった。次は福島知事選であり11月の沖縄知事選だ。ヤマトから沖縄は遠いが、私たちの周りには沖縄出身の労働者や学生が大変多い。ヤマトに居ても選挙戦への参加は可能だ。一票の積み重ねが貴重なのだ、滋賀の勝利がそれを教えている。尖閣が火を噴けば真っ先に戦場になるのは再び沖縄だ。新たな琉球処分と言われないためにも、苦闘する沖縄の民衆と連帯しヤマトで沖縄知事選を闘おう。(矢代)
季刊『現代の理論』2014夏号[vol.2]
2014年8月28日発行
編集人/代表編集委員 住沢博紀/千本秀樹
発行人/現代の理論編集委員会
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